衛生管理チェックリストをテンプレートで済ませていませんか?
「衛生管理チェックリストがない」よりはいいと思いますが、テンプレートのままでは、空白が目立ちますよ!
その空白は「やる気がない」と思われる原因になりかねない。
そもそも、「チェックリストは自分達だけが見るもの」と勘違いしているのが、間違いのもとだったりするかも。
つまりは、衛生管理チェックリストは使い道があるってことです。
今回の記事では、衛生管理チェックリストの使い道、私のチェックリスト公開などをサクッと書いていきます。
飲食店でも使えると思いますので、最後まで読んでください!
チェックリストの「使い道」
衛生管理チェックリストが使い道は、以下の時です。
・緊急事態の時
・保健所の指導を受ける時 など
緊急事態の時に、必要になるのが衛生管理チェックリストです。
毎日の記録として残すことで、証拠として提出できる書類となるんです。
その中に、空白があるのは不自然だと思いませんか?
記録簿なのに書いていない場所があるのは、やっていない証拠だ!ってなるわけです。
「そこは○○で違うんですよ」って言っても説得力は半減してしまいます。
そもそも、緊急事態の時ですからね、こちらも毅然としていないといけない時間帯です。
それなのに、空白によって説得力を欠くことは避けたいです。
だから、テンプレートだと、いざって言う時に役に立ちにくいんです。
それに、保健所の指導の時もそうです。
指導の時に、空白があると「なぜやってない?」って言う話になるわけです。
説明するのも利益がある会話にはならないので、サクッと自作の衛生管理チェックリストを作った方がいいわけです。
ポイント空白はやっていない事を意味してしまう
私が使っている衛生管理チェックリスト公開
これは私が使っている衛生管理チェックリストの写真です。
入室の際に記入するものです。
見にくいので、項目だけ貼り付けてみましょう。
氏名 | 下痢をしていないか? | 朝の体温を記入 | 手指、顔に化膿の傷がないか? | 爪は短く切っているか? | 衣服は清潔か? | 装飾品を外したか? |
記入するのは、これだけです。
本当はもっと記入した方がいい項目もいくつかありましたが、「本当に必要なものは何?」ってなったとき、これだけになりました。
項目を少なくした理由は、絶対に守ってほしい事はコレ!って理解してほしかったからです。
まぁ、他にも製造マニュアルやら、トイレの入り方など口うるさく他で言っているので、入室の際の衛生管理チェックリストはコレだよってことですね。
もちろん、保健所も見ていますし、OKでした。
参考にしたのは、大量調理施設衛生管理マニュアルです。
大量調理施設衛生管理マニュアルにも、参考になるテンプレートが書いてあります。見て勉強するのもいいと思いますよ。
ちなみに、コロコロや手洗いの衛生管理チェックリストは別に作ってあります。会社の構造上、同じ場所にチェックリストを置くことが不自然だったためです。
コロコロをやる前にチェックリストにチェックするのは不自然でしょ(笑)
だから、会社の構造の場面ごとにチェックリストを置いているわけです。
それと、衛生管理チェックリストの他に私は、食品温度チェックリストも「製造日報」として作って管理しています。
この管理表は、中心温度を計測した後に、冷却したときの温度を書くという、私の弁当屋の工程を基にして作成しました。
つまりは、私の会社でしか使えないテンプレートということになります。
工程を考えて、作りました。
もちろん、空白は許しません。上から下までびっしり書いてもらいます。
他には冷蔵庫温度チェック表もあります。
冷蔵庫が故障した時、気が付けるように朝昼晩と3回チェックすることになっています。
他にも、トイレ掃除チェックリストや中心温度清掃チェックリストや仕込みチェック表なども作りました。
チェックリストを作ることで意識づけが出来るだけでなく、非常事態にも適応できるように作ることが大事です。
まとめ
以上のように、弁当屋の衛生管理チェックリストを公開したわけですが、あくまでこれを参考にして自作してほしいです。
あくまで私の弁当屋での話なので、あなたの店の話と違います。
扱っている食品も違いますからね。
使えるところは使って、使えない所は使わない。
それでいいと私は思います。
もし、自作で作ったチェックリストが不安な場合、管轄の保健所に相談するといいと思います。
自分の考えを言えば、きちんと対応してくれるはずです。その道のプロですからね。アイディアを持っているはずですよ。
それと、衛生管理チェック表などで大事なことがあります。
それは、継続する事
これが、結構難しいんです。
厨房全員で意識の統一が必要だと私は思います。
それと厨房のリーダーは率先してやる人を選出することが大事です。
上の人がやっていないのに、下の人はやらないですよ。