弁当屋の仕事って、共働きをする主婦やシングルマザーにとって、人気がある仕事です。
特に、弁当配達。
人気の理由は以下の通りです。
子供が学校に行っている間に出来る。
弁当配達は、一人で行うので気を使うことが少ない。
お昼ご飯の心配がいらない。
主婦に人気な理由は、「時間」と「子育て」というキーワードが見えてきます。
しかし、弁当配達のお仕事をするにあたって、
「体力がいるんじゃないか?」
「事故に合ったらどうするの?」
など疑問も出てくるところです。
今回の記事では、弁当屋の仕事をしようとしている人に向けて書いていきます。もちろん、弁当屋の配達の仲間を増やしたいからこの記事を書くんですが、弁当屋の配達のダメなところも赤裸々に書いていきます。入社してから「想像と違っていた!」っていうのが、雇う側も嫌ですからね。
想像と現実のギャップは結構きついからきちんと理解をしておきましょう。
弁当配達の給料の相場
弁当配達のメリット・デメリットなど
目次
弁当配達の仕事内容!
弁当配達の仕事内容は次の通りです。
・弁当の配達
・弁当箱の回収
・弁当代の集金(配達時)
・集金金額を計算
主に、弁当配達は、おかずとご飯をセットにしてお客様の下へお届けする作業です。
主となるお客様は、企業に勤めて働いている方をターゲットにしている為、ランチがほとんど。もちろん、ディナーもやっているお弁当屋さんもある。
弁当配達個数は、100食~300食ぐらいが一般的。
配達時間は、9時ごろから12時まで。
その間に、300食も配るのかよ!って思われるかもしれませんが、大きい企業など100食以上買ってくれるお客様も多数いますので、100食+100食+100食で300食配達が出来るっていう仕組みの所もあります。
100食などの大量に買ってくれるお客様の配達は、実は楽で一回でドサッと弁当を下せるので、時間的に余裕が出来ます。
逆に、3食など細かい配達になると配達する箇所が多くなる為、配達時間も限られているので精神的にきつくなります。とにかく12時前になると焦ってしまいます。
弁当の配達は、上記の説明でだいたい想像はつくと思いますが、弁当配達しながら弁当代を集金しながら配達する場合もあります。
本当は、弁当を掛売にして口座に振り込んでもらえたら一番楽なんですが、「毎日現金払いがいい!」っていうお客様は一定数います。
その為、集金袋を持って出かける場合がほとんどで、無くさないように管理することも大事です。
配達中に落としてしまったら一大事ですからね。
弁当配達の給料の相場
弁当配達のパートさんの時給の相場は、900円から1200円の間です。
弁当の配達に見合った時給を考えると、1000円以上は欲しいところです。
逆に、900円台だと調理の仕事の方がスキルも覚えられるので得だと感じます。
弁当配達に必要な資格
車の普通運転免許所が必要です。
車のサイズはハイエースのようなバンから、小型の軽自動車までさまざまですが、基本、普通の運転免許証があれば大丈夫です。
その他の資格は特に入りません。
それと、事業者側は、雇用する際に運転免許所の提示は必須です。
もし、運転免許がない人に運転させていたら会社側の対応も問題になるのできちんと確認をとりましょう。
それと、現従業員の免許証の確認もしていますか?
失効している場合もありますので、確認は月に1回はしましょう。提示するだけなので簡単ですし、免許証の不携帯も防げます。
弁当配達の求人の見るところ!
弁当屋さんの求人票を見る時に、気にしないといけないポイントは以下の通り
・従業員の人数
弁当の配達のお仕事で、気を付けないといけないのが、時給が発生する時間が「9時~」になっている場合です。
理由は、「弁当の積み込み時間が、時間外になる可能性がある」からです。
弁当の配達の仕事は、弁当の積み込みも自分たちで行いますが、9時から時給が発生するのに、9時から車に弁当を積み込んで9時から配達が出来るわけがありません。
最低でも、弁当の車への積み込み時間は30分は必要です。
その積み込み時間を、計算しない個人の弁当屋が多いんです!
声を大にして言いたい。これは、違法行為です。
サービス早出になってしまう場合があるので、ココはちゃんと抑えた方がいいです。
それと、従業員の人数も気にしないといけないポイントです。
配達のお仕事は、基本休まれると弁当屋側はキツイです。
弁当の配達が人がいないので出来ない!って当日分かってしまったら弁当屋の信用にもかかわります。
しかし、人数が揃っていれば何とかなるものです。
人数が少ない弁当屋は、休みが取りにくいので、気を付けた方がいいです。
面接で弁当屋側が聞きたいこと
弁当屋の求人に応募すると、面接があります。
その時に、弁当屋側が、応募した人に聞きたいことは以下の通り。
面接の時に、応募した人に聞きたい事はコレ!
以上のように、まず子供が熱を出したときにどうなるかを想定しないといけないので、子供の事を聞いていきます。
子供の用事で頻繁に休むことになる場合、「雇えない」という判断になるかもしれません。しかし、そこはきちっと全部話してお互いが納得して仕事をするべきです。全部話して、お互いの合意の上で仕事を進めていくのが、良好な関係を築けるポイントです。
あと、土日も弁当配達がある場合もあるので、聞かれることが多いでしょう。
弁当配達のお仕事のメリットとデメリット!
弁当屋の配達のメリットは以下の通り
・運転技術の向上
運転が好きな人には、天職のような職場です。
お客様とも仲良くなると、仕事も楽しくなります。
弁当屋の配達のデメリットは以下の通り
・運転の仕方によっては警察に捕まる
事故を起こした場合は、弁当屋側が保険に入っている為、その保険で対応をしてくれます。
もちろん、弁当屋は事故がつきものですので、対応も慣れている場合も多いので会社側に任せていいと思います。
運転の仕方によっては、警察に捕まる場合もありますが、そこは自己責任の場合がほとんどですので、気を付けて配達を行います。
弁当配達に向いている人はこんな人!
弁当配達に向いている人は、以下の通り
・計算が得意な人
・地図を読める人
弁当の配達は、冷静な判断が必要です。
弁当の配達は、弁当の配達が遅れることも想定内で走らないといけません。配達中に何があるか分かりませんし、基本は配達は一人です。
その何が起こったとき、冷静に対処できるかどうかは自分次第ってことになります。
焦ってしまう人は、間違った選択をする場合もありますので、向いていません。
それと、弁当配達は計算の世界です。
弁当の配達個数と弁当の積み込み数を、頭に入れて配達しないと配達中に「あれ、弁当が足りない・・・」ってことにもなりかねません。
そうなった場合、お客様に迷惑が掛かりますので、常に弁当の数を把握する計算をしないといけません。
ですので、計算が得意な人じゃないとパパっとできません。
地図を読める人は、お分かりの通り「配達」なので方向音痴の人は向いていません。
弁当配達のノウハウ
弁当配達にもノウハウはあります。
全部言うと、書ききれないので一部をご紹介します。
・無線が付いている場合、GPSが付いているものもあるので活用すると便利!
・配送表を印刷するタイプにすると、すごく楽!
書いてみると、弁当配達側というより、事業者側のノウハウばかりでした。
しかしながら、どれも弁当配達には必需品です。
Googleの地図を使って、お客様をマーキング!
Googleの地図は、皆さん携帯に入っていると思いますので、活用すると便利です。
配達箇所をマーキングする機能があるので、1件1件登録をしていくと、どこにお客様がいるか地図上で分かります。
登録しておくだけで、配送コースも作りやすいのでお勧めです。
しかし、従業員に見せるのもどうかと思ってしまいます。理由は、顧客情報が漏洩してしまう恐れがあるからです。
漏洩してしまった場合、情報は敵側に回るわけですから、もちろん営業活動をされてお客様がなくなってしまう恐れもあるわけで、簡単に見せる情報ではないということです。
昔は、弁当屋にスパイを送り込んで、配送場所を覚えさせて漏洩させている弁当屋もいたぐらいです。
それぐらい大事な情報なので、取り扱いは慎重にしたいものです。
無線が付いている場合、GPSが付いているものもあるので活用すると便利!
弁当の配達には無線がつきものです。
無線があると、配送車間で何がどうなっているのか把握できるので便利です。
最近の無線は、GPS機能が付いていて、どこに配送車がいるかパソコンで確認することができます。
もし、迷子になってしまった配送者がいる場合、エスコートできるので便利です。
それと、配送者の不審な動き(サボり)も確認できるので私は便利に活用しています(笑)
配送表を印刷するタイプにすると、すごく楽!
配送表を印刷するタイプにすると、配送の間違いは激減します。
バインダーをもって配送員が書いていく方式は、間違いが多くお客様に迷惑が掛かります。
費用は掛かるかもしれませんが、配送表を印刷できるシステムを構築していくと仕事も楽になります。
特に最近はWEBシステムと併用してシステムを構築したソフトも販売されています。(高いですが)
弁当屋に取り入れた場合、役に立ちますよ。
WEBシステムの記事は弁当屋のWEB受注システムについて!使ってみてわかったこと!に書いてあるので読んでください。
弁当屋で働いてみよう!
記事を読んでも、まだ弁当屋に興味があるなら、一度仕事してみて体験した方がいいです。
長続きする人は、10年も20年も弁当配達をしています。
もし、やっぱり弁当屋よりもっといい所あるんじゃないかなぁって思う人は、はたらいくで探してみてください。地域、職種などから探し出すことが出来ますよ。
弁当配達が合う人には、合う仕事ですので、弁当配達の仕事をやってみて判断するのもいいかと思います。