こんにちは~。なおです。
「自宅で料理を作って販売することはできますか?」という問い合わせが多いので、まず最初にやる事をお伝えしますね。
それは「自宅キッチンのリフォーム」です。
なぜなら一般的な家庭のキッチンは料理を売るための許可が出ない構造になっているからです。
そのため、多くの人が「自宅で料理を作って販売する」ことに興味を持っても、ほとんど調べずに諦めています。
自宅のキッチンを「料理を売るキッチン」にリフォームする事は出来ますよ。
つまり「どんなリフォームが必要なの?」っていう話ですよね。
それから「リフォームにどれだけお金がかかるか?」です。
この「リフォームのお金」が曲者なのです。
依頼する業者やキッチンの状態でリフォーム代は千差万別なのです。
なので、まず知る必要があるのは「リフォームのお金」です。
今回の記事では、皆さんがなるべく間違えないように「リフォームの適正金額」を調べる方法をお届けします。
それからキッチンのリフォームが出来ないけど、どうしても自宅で弁当の販売がしたいと考えている方には最後に解決方法を案内していますのでご覧ください。
自宅のキッチンで「飲食店営業許可」
自宅で弁当や惣菜などの料理を売るには、国のルールにのっとり「飲食店営業許可」が必要です。
「飲食店営業許可」は住んでいる地域の役所にある保健所で案内してもらえます。
飲食店に行くと「飲食店営業許可」という許可証を見たことがありません?
それをゲットするために自宅のキッチンを「飲食店営業許可」が貰える基準に満たさないといけないわけです。
そのために自宅のリフォームが必要となります。
自宅のキッチンをリフォームして「飲食店営業許可」が貰えれば、弁当や惣菜などの料理を作って売ることができるというわけです。
どんなリフォームすればいいの?
冒頭でもお伝えしましたが、一般的な自宅にあるキッチンは「飲食店営業許可」が出ることは、ほとんどないです。
なので、そのままで料理を売ることは出来ないです。
保健所が「飲食店営業許可」を出すには条件があります。
昭和の時代のように簡単にホイホイ出せないので「飲食店営業許可」を出すための「基準」があるんですね。
一般的な自宅にあるキッチンに必要なリフォームを簡単に説明しますね。
まずは「動けるスペースが3畳ほど」の空間が必要なので、リビングを含めてリフォームする必要があります。
また、キッチンは仕切り(壁で覆う)が必要があります。簡単な仕切りだと、透明で中が見える素材と柱を使って上手く仕切って扉をつければ良いです。
それから出入り口に手洗いの蛇口を設置しましょう。手洗いをしてから作業に入れるようにします。
それと手洗い設備とは別に2槽以上のシンクが必要です。食材と食器や調理器具は衛生面を考えて別のシンクで洗う必要があります。
最後に床は水洗いが出来る素材を使用しなくてはいけません。
- 動けるスペースは3畳ほど
- キッチンは簡易な壁で囲んで扉をつける
- 出入り口に手洗い設備
- シンクは2槽以上
- 床は水洗いが出来る素材
ほとんどの自宅にあるキッチンで「飲食店営業許可」を貰うためには上記のリフォームが必要となります。
まずは上記の内容でリフォームした場合の費用を知る事が大切です。
つまり「リフォーム費用の目安」を知ると言う事です。
条件によっては細かいリフォームも必要となりますが、明るさだったり窓があれば網戸をつけるなど簡易なものとなる事が多いです。
一番安くなるキッチンリフォーム
改めてお伝えしますが、自宅で作った料理を売る為にはキッチンのリフォームは必須です。
ただ、自宅で料理を作る事で設備投資を安くしようと考えても、リフォーム費用に大きなお金を使っては意味がないです。
なるべく安く始めたいですよね。
ですが、場合によっては数十万以上も無駄にリフォーム費用が発生してしまう事もあります。
リフォーム費用に定価はないと言われています。
業者ごとで職人さんに支払うお金も違いますし、キッチンの状態から必要となるリフォームの提案内容も違います。
また、一軒ごとにキッチンの状態が違います。
周辺の環境やキッチンの痛み具合によって、施工内容や手順が違ってきます。
リフォームは相見積もりが必須です。 必ず複数の業者に見積もり依頼をしましょう。
リフォームの見積もりは楽しいですよ。
イメージしてた自宅キッチンの図面を見るとワクワクします。
だからこそ、変に楽したり妥協する事だけはないように心掛けてください。
可能なら3社以上は見積もりをしましょう。
必ず比較して疑問点を解消しましょう。必要であれば条件を追加して再度見積もりの依頼もします。
ここまですれば適正なリフォームの費用の把握が出来ます。大きな「お金」が絡んできますので、必ず相見積もりをしましょう。
もし、業者を選ぶのが大変であれば、一回の依頼で複数の業者に見積もり依頼ができるサービスがあるので利用してください。
リフォーム比較プロで見積もり比較それから「お金」以外にも業者を選ぶポイントがあります。これを知っておかないと「安い」だけで選んでしまい大きな後悔につながります。
こちらは家づくりの情報ですが、業者選びの判断にも使える資料が無料で貰えるサービスです。元住宅メーカ─のスタッフだからこそ伝えられる情報が満載です。
資料の中でおすすめなのが、
- 業者選びのポイント
- いい担当者の選び方
- 家づくりの資金計画
マジで情報は仕入れた方が良いですよ。長く使用する事になるので後悔のないようにしてほしいです。
保健所の相談は図面が必要
「とにかく見積もりをして下さい」と言うのは他にも理由があります。
リフォームの金額を知るためだけではないです。
見積もりをもらうときに図面も貰います。(無ければ必ず貰って下さい)
この図面がとても重要です。
なぜなら、図面を持って保健所へ相談に行くからです。
その図面をもとに保健所の方が「飲食店営業許可」を出すために必要なことを教えてくれます。
保健所の方からOKが出るまで絶対にリフォームの工事をしてはいけませんよ。
最初のリフォーム見積もり依頼は、あくまで目安を知るです。
そこから保健所の方と詳細を詰めていきます。
まとめ:とにかくリフォームの見積もり依頼!
ということで、まとめていくと自宅で弁当を作って販売しようとすると、飲食店営業許可が必要です。
飲食店営業許可をとるためにキッチンのリフォームは必要で、お金がかかります。
ただ、リフォーム業者によっては格安にできる可能性もあるのでしっかり見積もりを取っていきましょう!
また、保健所の方へ説明するためにリフォーム後の図面が必要です!
だから「とにかくリフォームの見積もり依頼をしないと始まらないよ」というお話でした。
最後になりますが、自宅のリフォームが出来ない人にも弁当の販売ができる方法があります。
リフォームが高額であったりアパートでリフォームが出来ないので諦めている方向けです。
詳しくは「調理一切なしで弁当を販売する方法!営業が上手な人向けな方法論」で紹介していますのでご覧ください。