今回の記事では、弁当屋の開業資金の調達法について書きます。
弁当屋以外でも、何か始めようと起業する人向けの記事になっています。
何かと、起業しようとするとお金が必要ですので、安全に融資を受ける方法っていうのを書いてあるので、気になる人は最後まで読んでね。
目次
【融資の基本】安全に弁当屋を開業するために
弁当屋を開業するときに安全に出発させるためには、それなりの資金力が必要です。
自己資金がたくさん有り余って1回2回ぐらい失敗してもいいわッていう人は除外ですが、自己資金に限りがあり、それでも開業資金が足りない時は、「お金を借りる」という手段を選択しないといけません。
その場合、公的に借りるのが一番安全です。
公的にお金を借りるとは、政府から融資を受けるという事です。
政府からの融資を受けるには、2つあり、「日本政策金融公庫」から融資を利用する方法と、「制度融資」を利用する方法があります。
まず、開業者はこの2つの融資を受けられるかを模索しましょう。
民間の銀行とか貸してくれるんじゃないとか言われそうなので書きますが、なんの実績もない新規の開業者にお金を貸してくれる民間の銀行はないと思った方がいいです。
銀行がお金を貸してくれるのは、それなりの実績がある会社だけ。
始まったばっかりの実績もない会社にお金を貸す銀行はないでしょう。
ちなみに、融資をうけやすいタイミングは、「開業時」と「2店舗目などの出店時」に借入のタイミングです。
要するに、設備の為の融資なら受けやすいと言えます。
しかしながら、運転資金については、弁当屋などは現金商売ですので、常に黒字であれば運転資金は必要ないので借りにくいです。
赤字だったら、銀行も貸したくないでしょうし、飲食店はそういう運転資金を受けにくいのが難ありです。
開業者が利用すべき融資を
弁当屋を開業するときに、利用する融資は、2つと先ほど書きました。
日本政策金融公庫からの融資と信用保証協会の信用保証書付の融資（制度融資）です。
保証人や担保を用意できない人でも利用できるので、超ありがたい融資制度ですので、詳しく書いていきます。
【公的融資】日本政策金融公庫から融資
日本政策金融公庫は政府全額出資の金融機関で、「健全な経営と政策金融機能の発揮」の為に動いている機関です。
メリットは以下。
担保や保証人が要る人といない人では、借入kン額などが大きく条件が違いますが、融資は受けられます。
詳しくは、日本政策金融公庫のホームページのリンクを貼りますので見てね。
日本政策金融公庫は金利が安い
日本政策金融公庫の最大の利点は金利の低さ。
借入期間によって金利は違いはありますが、基準利率は年2.06％（令和4年2月1日時点）
これは、銀行からの融資でもなかなかない金額と言えます。
日本政策金融公庫は固定金利
契約時の利率で最後まで適用になるのが固定金利で、長期間でも金利が増える事がないです。
計画的に、資金繰りを計算が出来るのが利点と言えます。
日本政策金融公庫は新規開業者にも融資してくれる
日本政策金融公庫は、新規開業者にも優しく手を差し伸べてくれる。
まさに、神様。しかも、無担保でも融資可能。ちょっと利息は高くなるけど。
【公的資金】地方自治体の融資制度での融資
制度融資とは、地方自治体と信用保証協会、金融機関の３者に協力で成り立つ融資制度です。
信用保証協会が借り手の保証をして、金融機関から融資を受けやすくする仕組み。
信用保証協会とは、融資を受ける企業の信用保証をする立場で、万が一融資を受けた企業が返済が出来なくなった時に、信用保証協会が代わりに弁済する制度です。
ただし、信用保証協会が弁済してくれたからと言って、借金帳消しになるわけではないので注意。
制度融資に関しては、各自治体に問合せをしましょう。
公的融資で安全に弁当屋を始める事のススメ
弁当屋を始めるにしても、すべて自己資金で始めるのは、リスクがあると思った方がいいです。
理由は、「次の選択を迫られた時に、自己資金があれば選択の幅が出来る」からです。
お金がなかったら、失敗した時に次の行動も出来ないので、低金利で借りたお金で勝負ができるならそっちの方がお得です。
ただし、日本政策金融公庫でお金を借りるにしても、自己資金は1/3は用意しないといけません。
これはルールだと思った方がいいです。
詳しくは、日本政策金融公庫にきいてみてちょうだい。
弁当屋を始めるには、たくさんの設備が必要になってきます。
冷蔵庫、冷凍庫、作業台、コンロ、もちろん運転資金などさまざまな資金が必要になってきます。
では、いくらで創業できるのかって言われると、弁当屋を開業する為の資金。業態ごとの開業準備金をシュミレーションという記事で過去に計算したと思ったんですが、1500万円ぐらいは資金が必要と考えた時に自己資金は1/3の500万円は用意しないといけません。
1000万は融資となります。
その時に、金利が2.06％なら年間206,000円の金利。
月ベースで考えると、17,166円の金利となります。
だったら、低金利でお金借りて売上作った方がよくない？ってなるわけです。
それに、金利の高いノンバンクとかから借入をしてたくさんの借金からのスタートよりは安全だと言えます。
弁当屋の開業時は公的融資に頼りましょう
ということで今回の記事では開業時には公的融資を頼りましょうという記事を書いてきました。
公的融資はリスクが少なく、開業しやすい状況を作ってくれます。
ぜひ、開業したい人は公的融資を受けましょう。
では。
