配達専門の弁当屋の弁当って茶色いと思いませんか?
揚げ物、フライ、醤油の味付け、・・・みんな茶色。
茶色い弁当だと、お客様から「味気ない」って言われます。
弁当の色は自分自身が気を使って色を取り入れないと、どんどん茶色い弁当になってしまい、実際、私もお客様に「茶色い弁当やめてほしい」って言われたことがあり、悩んだことがあります。
その時に私が使ったのが、パセリでした。
パセリを入れれば、茶色弁当からおさらば!
お弁当にパセリの緑が入っていると、とっても鮮やかな弁当になります。
こういう鮮やかな緑色で飾られているお弁当をお客様に提供したいって考えたんですね、私は。
パセリとは
パセリとは、日本では主に葉を料理の付け合わせや飾り(デコレーション)として使われるが、他にもそのまま食用としたり、ブーケガルニなどにして香りづけに用いたり、におい消し、飲用など多種多様の形で利用されている。また、パセリは精油成分を多く含むハーブの1つでもある。
Wikipediaより
パセリの色は、緑色で茶色い弁当の中に入れると、色が出ていつもと違う雰囲気が出ます。
しかし、パセリ効果も使い続けると「パセリの弁当屋」って揶揄される結果に(笑)
今思えばバカだったなぁって思ってます
今回の記事は、私の経験談で、パセリを入れ続けた結果、どうなったのか書いていきます。
この記事でわかること
・パセリを使う効果
・パセリを入れ続けた結果、お客様の反応
・パセリを入れ続けた結果のコスト
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弁当の中にパセリを入れるとパセリ効果がある!
パセリを弁当の中に入れると次のような効果があります。
パセリ効果
✅弁当に緑が入り色鮮やかになる。
✅おかずとおかずの隙間が埋まる。
✅栄養価が極めて高い。
私が考えるパセリの効果は上記の通りです。
パセリは、色鮮やかにしてくれるだけではなく、おかずとおかずの隙間を埋めてくれる効果もあるんです。
弁当屋がおかずを詰める時、お箸を使わず手作業です。
手で詰めると、盛付けは早いですが、細かい盛付はできません。
ボン!ボン!ボン!って置いて終わることが終始あり、おかずとおかずの隙間が出来てしまうことがほとんどです。
おかずとおかずの隙間は、お客様にとっては「量が少ない」という判断をされることが多々あり、隙間を無くす弁当の盛付けが大事です。
しかし、パセリは最後の工程で盛付けするので、後載せです。
よって、弁当箱の開いている空間に、「スポッ」と入るんです。
弁当箱の開いている空間をパセリで埋めるだけなので、簡単な工程です。
しかも、栄養価がものすごく高く、食べてもらえればお客様の健康にもいい!
って考えた私は、毎日弁当の中に入れることを決意。
2ヵ月ぐらいは、入れ続けました。
栄養価は極めて高く、ビタミンA (βカロチン)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC など多くのビタミンを含み、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも野菜の中でも屈指である。他にも食物繊維、葉緑素、カリウムなども含み、これら栄養素の含有量は、野菜の中でもトップクラスである。
Wikipediaより
その結果、私の考えとは違う結果になってしまうのは、この後の話です。
ちなみに、パセリはプランターでも簡単に栽培することができます。
買うと高いので、ちょこっと使いなら育ててみるのもコスト削減につながりますよ。
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毎日パセリを使うとコストが上がる
パセリ効果を狙って、私は毎日パセリを入れ続けましたが、頭の片隅にはコストが高いことを気にしていました。
実際、以下の経費が上がっていきました。
パセリを使うと上がる経費はコレ
✅パセリの値段が高いので材料費が上がる。(材料費)
✅パセリを入れる為の人件費。(人件費)
✅パセリを洗う水道光熱費が上がる。(水道光熱費)
パセリを洗うにも、次亜塩素酸ナトリウムを薄めたもので洗浄殺菌を行ってから使うわけですから、人件費も、水道代も自然と上がっていきます。
パセリを弁当に盛り付けるのも、人ひとりいるわけですから、手間をかけています。
それに、今まで弁当に使っていなかったパセリは、原価を押し上げる原因になりました。
1回使うだけで、弁当に対して10円は原価が上がりました。
弁当の数×10円ですから、かなりの経費が掛かる事がお分かりいただけると思います。
弁当の販売する値段は変更できませんので、原価率が上昇するのは当たり前です。
その分、販売する数が増えればいいと考えていましたが、結果、パセリではお客様は増えませんでした。(今考えたら当たり前です)
ですので、弁当の色は出て見た目は良くなったが、お客様から「いいね」って言ってもらえることもなく、苦しい想いをしただけでした。
コストが上がる割には、誰も食べないパセリ
弁当の中にパセリを入れても、食べる人は一握り。
ほとんどの人は、食べません。
せっかく、栄養価が高いのに、もったいない話です。
しかし、そんなことを言っている私も他の弁当屋さんで買った弁当にパセリが入っていても食べることはないでしょう。
それが、日本人の答え何でしょう。
パセリは、食べない、ただの飾り。
この現実を突きつけられた私は、パセリを入れることの意味は何なんだって考え始めます。
確かに、弁当に緑が入り色鮮やかになるし、おかずとおかずの隙間が埋まるし、栄養価が極めて高い。
しかし、弁当を色鮮やかにする方法は他にもあるし、隙間を埋める方法も他にある。
栄養価も、食べなきゃ意味がない。
そして、私は決断を下します。
結論、私は・・・。
結論として私は、パセリを毎日弁当の中に入れることを止めました。
パセリの弁当屋って言われるのも嫌でしたし(笑)
それに、もっと、弁当を色鮮やかにする他の方法があると考えたからです。
他の方法
✅弁当に緑が入り色鮮やかになる。
➔鮮やかな色が出るように、今まで以上にメニューコントロール。
✅おかずとおかずの隙間が埋まる。
➔おかずとおかずの隙間が出来ないように、盛付けを行う。
✅栄養価が極めて高い。
➔食べてもらった方が、栄養価が高いので美味しいものを作る。
パセリだけにこだわる必要はなかったということです。
2ヶ月間やってみてわかった結果です。(もっと早く気が付きたい)
違う方法でアプローチして、お客様にも
前とは違って、良くなってきたね!
って、言われるようになりました。
無理にパセリを入れる必要なんてどこにもなかったんです。
だからと言って、パセリはいい飾り食材として私の頭には入っています。
私がパセリを使うタイミングは、以下の通りです。
私がパセリを使う時(現在)
✅弁当の販売値段が高い時、1000円ぐらいから(特注の弁当など)
✅介護食の飾りに使う時(おじいちゃんおばあちゃんの為)
これ以外では、ほとんどパセリは使わなくなりました。
それでも、前よりはいい弁当が作れているので、経験値が上がったってことです。
何でもそうですが、経験ほど大事なことはありません。
無駄なチャレンジかもしれませんが、無駄に終わらせるのも、有効に使うのも自分次第です。
是非、いろんなことにチャレンジして、弁当屋スキルを上げてください!
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