目次
お弁当屋のメニュー表
メニュー表の作り方を考える
メニュー表のコンセプトを考える
メニュー表は、弁当屋の看板です!
メニューを見てお客様は注文をしてくれます。
その為に、必要なのは、メニュー表のコンセプト。
お客様へのアプローチ方法の最初の一歩になるので、一番心に残る方法がいいですよね。
店舗型弁当屋の場合
店舗型弁当屋さんは、多品種メニューなところが多い。
そんなお店の店主は「メニューなんてそんな簡単に変更しないよ!」っていう人がほとんどだと思う。
特に個人的にやっている弁当屋さんとかは、新しいメニューはなかなか出さない。
これが実は何を隠そうコンセプト!
メニューを変えない方針を立てて、一発で決め切る。
自分自身が最高の状態のお弁当をお客様に提供する!って意気込みを感じます。
こういう気合が入ったお弁当屋さんって言うのは、お客様が安心して買いに行ける弁当屋とも言えますよね。
あの店の唐揚げ弁当は美味しいからいつもかいにいってしまう。
こういうお客様が増える期待は持てます。
逆に、メニューをコロコロ変えて買いに来てもらったお客様には、いつも新鮮な風をお届けします!っていうお弁当屋さんもいいかもしれない。
お客様のためにはなっていると思うので、これはこれでいいです。
まずは、自分自身が目指したい弁当屋を決めるってことが重要です。
それが、コンセプトになります!
配送専門の弁当屋の場合
配送専門の弁当屋は「一品メニュー」の場合が多い。
なので、コンセプトを反映しやすいとも言えます。
高齢者向けなのか
働く人向けなのか
大人向けなのか
子供向けなのか
男性女性・・・
書いたらきりがないけど、各実にどれも、食べる物の傾向は違うのは分かる。
食べる人を絞らないとメニューのコンセプトはできない。
まず、誰に食べてもらいたいかをハッキリさせるべきでしょう。
それと、配達専用の弁当屋のメニュー表は1週間単位とか1ヶ月単位のメニューになってくる。
この時に気を付けないといけないのは、「仕入れ」です。
1ヶ月先のメニューを立てたとき、メニュー表に入れた食品の原材料の値段が上がったら損です。
先の事なんで誰にも分らないので、長いスパンなると仕入れは難しくなる。
しかも、安い食材ほど、急に市場に出回ることが多い。
安い食材を買いたいという理由で、好んで1週間のメニュー表にする弁当屋も多い。
安く買えるので利益が出やすいし、量が入れられるのでお客様も喜ぶと思うのは間違いありません。
しかし、メニューを作るスパンが短くなると、やることも増えます。
メニュー構成、メニュー表の作成、栄養計算、印刷、告知、配布、など、手間暇かけて考える事が、1週間のうちに1回は絶対にやってくる。
これは、実はつらい。
なぜ知ってるのかと言いますと、私が体験したことがあるからです。
お客様の為にも、1週間メニューにするぞ!って頑張ったんですが、1週間があっという間に過ぎるのを体感するとメニューは1ヶ月おきに作った方がいいなって思うようになります。
メニューを作っている間に営業に行きたいって思えてくるんです。
そうなると、もう1週間のメニューは嫌になってきます。
しかし、1週間メニューはお客様には人気だと今でも思えますね。
難しいところです。
なので、一度ご自身で1週間なら1週間と決めてやってみるといいと思います。
1週間から1ヶ月メニューにすることは簡単です。
逆に、1ヶ月から1週間にするのも簡単です。
どうにでもなります。
一番自分がしっくりくる方法を捜していきましょう。
メニュー表作成方法を考察
何度も言いますが、メニュー表は店の看板とも言えます。
絶対に手は抜けない。
けど、メニュー表作成に時間をかけてばかりでは仕事にならないので、一番簡単にできる方法が一番いい。
パソコンを使う人もいれば、手書きの人もいます。
では、どのような方法が一番いいのか考えてみたいと思います。
パソコンで作る
私は、パソコンで作る方法を採用している。
それはなぜか。
字が汚いからだ。
普通に書いてはお客様には失礼になってしまうので、手書きはしません。
なので私はパソコン派。
パソコンのいいところは、画像が使える事。
メニューに写真がのっかるだけで、お客様は目で確認しやすくなる。
そうなると、購買意欲は向上します。
お客様は、文字よりも画像の方が簡単に反応してくれます。
私は写真を撮って画像をパソコンで加工して、貼り付けてメニューを作っていきます。
もちろん、イラストレーターで作ります。
しかし、大変なことが一つあります。
サンプル写真を撮るために、一度全部の料理を作る必要があるんです。
大変ですよ。1ヶ月分全部写真に撮って加工するのって。
手間がかかるのは間違いなしです。
でも、もちろんメリットもあります。
情報の早さを売りにできるからです。
朝作っているお弁当が、お客様のSNSと通じていたらどう思いますか?
「お、今日は唐揚げか、うまそうだな」ってなりますよね。
情報の早さは昔にはない、現代の力。
現代の力を使ってお客様に情報をプレゼントをしたかったんです。
それを画像を使ってやりたかったんです。
実際、朝上げた投稿で、お客様は何百人も画像を確認しています。
それだけ、情報が出回りやすい世の中になったということです。
特に、現代の若い人はお弁当を食べない。
でも何かは食べている。
しかも、SNSは使っている。
そういう人たちが買ってくれるお弁当を作れたらきっと商売繁盛するでしょう。
もう一つのメリットは、印刷代がカラーなのに安い!ってことです。
本当に安いと私は感じます。
もちろん、自分でメニューをイラストレーターで作成しているから、安くできますが、
印刷代で、だいたい5000部印刷して、A3両面4色で15,810万円。
これが私の月々の広告代です。
ちなみに、私が使っている印刷会社はコチラ プリントパック
もちろん、イラストレーターとか使っているので、月々お金を払わないといけませんが、広告代理店に頼んでやってもらうよりはるかに安いはずです。
昔は自分でメニューの作成が出来なかったので、10万円は使っていたと思います。
しかし、今ではこれだけ。
年間96万の削減ができたので私は満足しています。
手書きのメニュー
手書きのメニューを1週間や2週間分作って、印刷してお客様に配っているお弁当屋さんもいます。
もちろん、白黒印刷。
昭和の時代でもできてしまう戦い方です。
しかーし
この戦い方がものすごく効果的。
白黒を侮ってはいけません。
お客様は文字を読みます。
「からあげ弁当」って書いてあったら、お弁当の中身を想像するんです。
人間には、「想像する事ができる能力」があり、人間以外はできない力。
特に創造力が強いお客様は、頭の中で想像が膨らんでいきます。
味さえも想像するでしょう。
よく、居酒屋に入ったら、メニューが手書きで書いてあって、旨そうだなぁって思えてくることありませんか?
それと一緒で、旨そうだなって文字で見せられたら、手書き作戦は成功です。
もちろん、毎日美味しい弁当を作り続けて想像してもらうことが第一条件とも言えます。
なので、料理の腕に自信がある人はこの方法を採用してもいいでしょう。
手書きで書いて、コピーするだけですからね。
写真を撮ったり加工したりする時間も必要ないので、時間的には短時間で終わるはずです。
一番簡単な方法はメニューを買う
メニューを買うというのは、言葉通り、買うんです。メニューを。
誰が売ってんだよ!って思いますよね。
冷凍食品の卸問屋がメニューを持ってます。
そこから買って、メニューにしてもいいと思います。
実際に多くの弁当屋さんがそうやって弁当を作っています。
良いところは、メニュー作成手間と印刷の手間がはぶけます。
尚且つ、メニューで扱っている食材は冷凍食品の問屋から買えます。
一石二鳥です。
考え方次第ですが、メニューに力を入れないで、販売に力を入れる経営者の方もたくさんいます。
なので、有効な方法であるのは間違いないと思います。
まとめ
以上のように、メニュー表について書いてみました。
パソコンで自分で作っても、手書きで書いても、メニューを買っても、お客様にきちんと告知ができていて、メニューに沿っておいしい弁当が出てこれば、OKだと思います。
後は、自分がどうしていくかだけです。
最初は、一番簡単な方法から始めてみるといいと私は思います。
手書きが一番いいかもしれません。
確かに、私は今ではパソコンでメニューを作っています。
でも、最初は違いました。
実はメニューを買ってそれをお客様に届けていました。
それでは自分のスキルが上がらないと気が付きやめましたが、数年間はメニューを買っていました。
私にとっては、メニュー表作りでどれだけパソコンスキルが身に付いたことか。
メニュー表を作らなければ、きっと私は一生画像を加工する技術や写真を撮る技術は持てなかったです。
だから、メニュー作りを自分自身でやってよかったと思います。
それと、これからはWEBサイトの時代です。
弁当屋業界にもその風は勢いよく来ています。
その風をどう考えるか。
追い風と感じるか、向かい風と感じるか・・・。
WEBなんて知らねって言って白黒メニューで頑張るのもいい。
WEBにどっぷり浸かってメニューを作るのもいい。
一番いけないのは、中度半端にしない事。
やるなら徹底的にお客様に気持ちが届くようにやるだけです。
お客様への想いはどの時代も変わらないですよね。そういうのって大事。