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鍋
開業の時に考える鍋選び
何人前の鍋を買うべきか考察してみた
お弁当屋を開業したら、おかずを作らないといけないので「鍋」が必要になってくる。
でも、何人前の鍋を買えばいいのか迷うところですよね。
これは、開店を志すあなたがどのようなお弁当を作りたいか。
そこが、鍋の大きさを決めることになります。
もしですよ。
メインのおかずで100gの生姜焼きを100人前作りたかったとします。
豚肉100g✖100人前=10,000g 10kgのお肉がいるという単純な計算ができます。
では、10kgのお肉を小さな鍋で作ったらおいしい味付けができるでしょうか。
混ぜられないし、火が通りにくいし、味付けしずらいし・・・
小さい鍋は何かと使いにくいってことになってきます。
しかし、小鉢ぐらいのサイズで、炒め物を40g作りたい。100人前。っていう時、
40g✖100人前=40,000 4kgならどうですか?
同じ鍋でも、味付けしやすいし、混ぜられるし、火が通りやすいかもしれません。
ですので、お店を開店する前に、まずメニューを考えるべきなんです!
でないと、鍋も買えません。
料理に必要なグラム数を出すためにも、まずはメニューです。
それと、何人前を作るかも決めるべきです。
何人前を作ったら利益が出るかを考えれば答えは出ます。
損益分岐点です。
損益分岐点 = 固定費 ÷ {1―(変動費÷売上高)}
コチラの記事が詳しく書いてました⇒損益分岐点とは何か?どうやって計算をする?どんな風に使用する?
利益が出るのが、100人前なのか200人前なのかは、メニューによって変わってきます。
ですので、何人前を作るのかも、メニューを決めないと決められません。
すべては、メニューがボトルネックです。
まずは、ここをハッキリとさせていきましょう。
どんな種類を買えばいい?
鍋はですね、たくさん種類があって、どれを買えばいいって言えないんですよね。
しかも、大きさもいろいろ。
しかも、鍋の容量がリットルで書いてあるものばかり。
こっちは、キロ数で考えているのにリットルかよ!ってなります。
まぁ、そこは1リットル=1kgで考えるしかないですね。
しかし、問題は書いてある容量いっぱい入れて、果たして料理ができるかどうかです。
37L入りますよって鍋に満タンの37Lを入れてもまぜられません。
まぁ煮物ならできるかもしれませんが。
しかし、炒め物は、満タン入れたらまぜられませんよね。
ですので、ここでも作るメニューを考えて買うべきです。
煮物なら下の写真のような鍋で大丈夫。
しかも、これは炒め物もできる。
定番の鍋です。
他にも
後は、これとか
とか
探せば、まだまだたくさんあって、どれもこれもサイズがあります。
ですので、まず、自分が作るメニューを考察してから購入を決めましょう!
規模が大きくなったら回転釜を買おう!
回転釜とは
回転釜とは、回転する釜のことです。
そのままかよ・・・って言われそうです。ごめんなさい。
写真を見た方が早いですよね。
こんなような品物です。
ハンドルを回すと、鍋が傾いてくれます。
このタイプはガスバーナーが釜の底についているタイプです。
この回転釜だと、かなりの量が作れます。
どうですかね。
100g✖1000人前=100,000 100kg!!
けっこう作れてしまいます。
ちなみに、回転釜は「ガスタイプ」「電気タイプ」「ボイラータイプ」とあります。
安いのは、「ガスタイプ」。これは壊れたら直しやすいです。
おすすめは「電気タイプ」。壊れたら業者を呼ぶしかないけど、壊れにくい。値段は高い。
昔のお勧めは「ボイラータイプ」。壊れたら最悪な品物。でも、火力は申し分ない。
回転釜は奥が深いので、買う時はネット上で買うことはお勧めできません。
上記のようにいろいろなタイプがあり、設置場所も限られると思います。
ガスタイプでも、プロパンなのか都市ガスなのかっていう問題も残されているし。
ですので、買う際は業者さんと顔を合わせてきちんと説明を受けてから買いましょう。
どのくらいの規模になったら回転釜を購入するべきか考察
回転釜を購入するときに必要な食数を考察すると・・・。
やはり、普通の大きな鍋で、3回とか4回とか同じ料理を作りたくないと思った時です。
同じ料理は1回で済ませたいですよね。
メニューが何かはわかりませんが、あなたが考える料理で、
もしですよ、
100人前1回転で作るのに、1時間かかったら、って計算しますよ。
500人前作るのに、5時間かかってしまいます!
何時から働けばいいんじゃい!ってことになります。
ですので、買う頃合いは、「作業に時間がかかるようになってきたら」です!
その作業を行う時間があったら、お客様獲得の為に営業活動を行いたいですからね。
作業に時間をかけないような工夫も必要です。
回転釜の用途
回転鍋の用途は、
煮る
炒める
蒸す
和える
この4種類。(もっとあるかも)
意外と少ないねって思ったでしょ。
しかし、弁当屋だったら、回転鍋でこれぐらいの用途でOK!
この4種類で、レパートリーは結構できます。
アイディア次第で、レパートリーは増やせますからね。
量が作れるってのが回転釜のいいところです。
メニューの幅も広がると思います。
まとめ
以上のように、鍋の考え方は「メニュー」がすべてです。
あなたが今考えているメニューに鍋は合っていますか?
鍋が合っていないと、作る料理も想像と違うものが出来たり、味付けも違う味付けになってしまうかもしれない。
作業量も増えてしまう可能性もあります。
ですの、まずはメニューを考えてから、鍋選びをしに行きましょう!