今回の記事では、弁当の値段のはじき方ってことで書いていきます。
適正な値段で弁当価格を割り出せるって、どうやるの?って思う人は読んでってください。
弁当屋的な考えも踏まえて、書くつもりでいるので、参考にしてください。
では、分析の世界へようこそ!
目次
弁当の適切なお値段とは?私が駆け出しだった時も値段の付け方に迷った
弁当の価格設定は売上に直結すので、経営状態や自分の精神状態に影響を与えます。
必死に働いても、全然儲けがないっていう状態は好ましい状況とは言えないし、弁当屋やるならガッチリ儲けていきたいです。
その為には、お弁当の適正価格は大事です。
でも、私も駆け出しの時はわからなかったんですよ、お弁当の値段の決め方。
やっと、あれこれやってると、数字が教えてくれることを知ったので、それを下の方に書いていきますね。
商品価格と販売数量の関係性。価格弾力性分析。
商品の価格と販売数量の関係性は、みなさんは分かってるとは思うんですが、私みたいな何も知らなかった人間もいるので書いておきます。
基本的に
商品価格が上がれば、販売数量は減ります。
商品価格が下がれば、販売数量は増えます。
ただ、値段を下げれば販売数量が単純に比例して上がっていくかというとそうではない。
値上げも同様のことが言えます。
比例しないのが、商売です。なので、みんな迷うんです。単純ではないので。
なので、考え方を変えて評価するしかないんです。
複雑な価格と販売数量を表すとき、価格弾力分析をします。
価格弾力分析とは、商品の価格が変わると買手の数量が変化する度合いを示す数値で、下の式で表せます。
価格弾力性=需要の変化率÷価格の変化率
分かりやすくするために、商品価格と販売数量の関係性を図にします↓
弾力性は、このグラフの線の傾きとして表れていますが、傾きが小さいと価格弾力性が低い。逆に傾きが大きいと価格弾力性が高いです。
で、このグラフで分かる事は、需要に及ぼす影響力。
価格弾力性が低ければ、価格の変化があっても需要にほぼ関係ない。
価格弾力性が高ければ、価格によって需要に影響を与えるという事です。
価格弾力性を使う時の目的とは?2点あります
価格弾力性を調べる時の目的として、2点あります。
・値下げしても、単価を下げたことによって売上金額の減少が補えるのか、または上回るような販売数量が見込めるのかという時。
・値上げしても、販売数量の減少、販売数量が見込めるのかという時。
なので、価格弾力性を調べる時に、一緒に売上金額に対する影響も調べる事が大事です。
売上を最大に出来る最適な販売価格をたたき出す方程式を作るわけです。
【弁当屋の方程式】価格弾力性を使った価格設定方法
ということで、弁当屋の方法ということを書いていきます。
結論から言うと、価格弾力性を使って弁当屋で販売価格を決定するには、売上金額が最大になる時の販売価格が適正です。
要するに、販売数×売上金額が最大になる値段が適正価格と言えます。
ただ、「俺は、そんなの関係なしに安く弁当を売りたいんだ!」という自分の信念など、自分にしかない想いがある場合は、この価格弾力性を使った方法は参考値です。
弁当屋って、「学生さんが苦労してるから、ちょっと安くしてやるか」とか、そういう人情的な背景も売上に繋がってきます。
なので、一概には言えませんが、売上ベースで考えると、売上金額×販売数量の最大値が正解と言えます。
価格設定は、経営の醍醐味!楽しんだもん勝ち!
ということで、今回の記事では、弁当の価格の決め方みたいな記事を書いていきました。
何かの参考になればいいかと思いますが、私が一つ言えることがあるので言いますと、「楽しんだもん勝ち!」という事です。
失敗も成功も楽しんだもん勝ちです。
機械みたいな商売は楽しくないです。
価格設定で失敗しても、またチャレンジして成功させればいいだけです。
弁当屋は楽しんだもん勝ちです。