こんな、経営者側の想いで配送員を使っていませんか?
出入りが多い弁当屋の特徴のような気がしますね、コレ。
本当に経営者側がこんな想いでいていいのでしょうか。私はダメだと思います。
物を運ぶだけで終わりってな感じで雇ってはいけない。
戦術的に配送員を戦力化させる事が大事だなぁって思ったので今回の記事を書いていこうかと思います。
目次
弁当屋の配送員を戦力化させるとは
弁当屋の配送員って、配送がメインの仕事だから、「配送すればいいんでしょ~」ぐらいにしか思っていない人が多くて「ちょっとはやる気になってくれんかなぁ」って思う経営者も多いかと思います。
ただ、今回の戦力化させる方法は、配送員のやる気アップ=戦力アップではないです。
やる事をやれば戦力化させることができる方法ってことです。
まず、やる気と戦力化を別けて考えていきますね。
見込み数とは発注数が見れる表を作ろう!
まず、こんな表を作っていきましょう。
コース名 | 配送者名 | 見込み数 | 受注数 | 差 | 正答率 |
1コース | 岩田 | 258 | 251 | 7 | 97.29% |
2コース | 岸和 | 210 | 215 | -5 | 102.38% |
3コース | 佐藤 | 180 | 162 | 18 | 90.00% |
受注数は、当日の弁当の注文を受けた数です。この数の弁当を生産していくわけです。
そして、見込み数は、前日に予測した弁当の数です。もちろん、この予測した弁当の数を、次の日、生産ラインは作るわけです。
この見込み数を配送員に予測してもらうってのが、戦力化させる大事な一歩です。
では、なぜ配送員が予測することが戦力化させる方法なのかってのを、次にお話していこうかなって思います。
配送員に見込み数を予測させる
見込み数は、前日に各配送員がコースごとに予測した弁当の数を表しています。
この数をもとにして、次の日の弁当を製造していくわけですが、なぜ配送員が明日の弁当の数を予測させるのでしょうか。
その答えは、配送員が一番お客様に近いからです。
毎日お客様の顔を見て、だいた明日の数はこれぐらいかなぁって予測できるものです。
要するに配送員が一番数を知っているってことです。弁当屋にしてみれば、これは大事な情報です。
明日の数を予測するために配送員を最大限に使うってことが、配送員の戦力化させる方法ってことになりますね。
なので、配送員に明日の数を予測させる「見込み数」というのを、コースごとに出してもらい、製造ロスが少なくなるようにコントロールしていくわけです。
これが、今回の記事で書こうと思った、配送員がやってもらうだけで戦力化させる方法です。
え、これだけ?
って思われるかもしれませんが、やる気をだしてもらうよりも、正しい情報を出してもらう方が、よっぽど戦力化させることが出来ます。
ちなみに、正答率が近ければ近いほど予測が当たっていて、配送員の力量が試される所です。
配送員は、正答率を見て、今日は正しかったなぁって感じるわけです。
これが大事。
正答率が高い配送員には、インセンティブ!
で、ここからが「やる気」にさせる話になっていくわけです。
正答率が悪いから「あの配送員は悪い奴だ」ってことになると会社の雰囲気は悪くなる為、ノルマとして縛るのはやめたほうがいいです。
正答率がよかった配送員にインセンティブを渡した方が、よっぽど配送員は喜びます。
配送員も、正答率が100%に近付けば嬉しいもんです。
インセンティブを渡して気持ちよく働いてもらった方が、従業員も「この会社にいてもいいんだぁ」って気持ちになり、従業員も育ちます。
経営者側が配送員は単なるものを運ぶ人だと思っていると、育ちませんし、辞める人も多くなり、求人を常に出している状態になりがちです。
経営者は、まず従業員を「戦力化」させて、優秀な数を出す人に対して対価を払うことで「やる気」になってもらうという好循環を生み出すわけです。
戦力化させる1つの方法をやってみよう!
どうでしたか?
戦力化させると言うのも、経営者側の想いが大事になってくるわけで、「何をしてもらうか」が焦点になってきます。
今回の話では、「見込み数」を予測してもらうってことで戦力化してもらうって話でした。
もちろん、他にも戦力化させる方法はあるかと思います。
ぜひ、配送員が「ここにいてもいいんだなぁ」って思える環境づくりを目指してください!
では、今日はここまで!