メニュー作りで悩んでる時間って、もったいないと思いませんか?
お弁当屋も悩む時間を短縮したいのも、弁当屋で悩むのはたいてい「人の問題」「お金の問題」「メニューの問題」。
どれも大事ですが、オートマチック的な考えが出来るのは「メニューの問題」です。つまりは、時間短縮できるのはメニュー作成の時間。
これを制することがまずは大事なので、私がやった方法をここに記載しようと思います。
実際に行った産業給食のメニュー作成方法なので、時間短縮という意味では効果があります。
私はこの方法を「メニュー作成時間短縮法」と昔は言っていましたが、最近はシステム化されているので、市販のソフトも販売されています。(高いですが)
ただ、この記事にはメニューやレシピを一切書いていないので、これらを欲しい人は違うサイトに行ってください。
弁当屋の営業する時間を増やしたい人や、まとまった時間が取れない人には参考になるかも。
目次
「産業給食」メニュー作成時間短縮法
まず、産業給食を知らない人もいるでしょうから、その方はこちらの記事を読んで、まず産業給食を知ってください。
産業給食の弁当メニューは、1日1個が基本的考えです。(最近は複数メニューを持つところもあります)
メニューを1日1個考えればいいんですが、1ヶ月分をまとめて考えると25個ほどメニューが必要です。
メインの1品だけでなく、副菜もしっかりレシピかしないといけないので、非常にやる事は多いのが現状です。
しかも、お客様の満足度に直結する仕事ですので手が抜けない。
よって、時間がかかるというわけです。
メニュー作成をオートマチックな考え方で、時間を短縮していくわけです。
実際の効果
まず、私がこの方法でどれぐらい効果があったかを少しお話します。
このメニュー作成方法を取り入れる前は、5日間にわたってメニューを作成していたと思います。多い時は10日間。
時間にして、1日4時間ぐらいは時間を取っていたので、5日✖4時間=20時間
多い時は、40時間も必要でした。
この時間が、このメニュー作成方法をしてから、5時間程度で処理することが出来るようになりました。
20時間以上もかけていたので、4分の1程度の時間で終了させることが出来ました。
メニュー作成時間短縮法のやり方
・3ヶ月分のメニューとレシピを作成(25日✖3ヶ月=75日分)
・メニューとレシピをエクセルでデータ化
これだけです。
かなりシンプルですが、メニューをデータ化する事が財産になるという考え方です。
毎月メニュー作成に時間を取られていたら、積み上げがありません。
メニューもレシピも積み上げです。
データ化する事で、弁当屋としての財産を増やすわけです。
メニュー作成のルール
ルール1:メニューに対して販売した数のデータを取る
ルール2:1ヶ月終わったら、売れなかったメニュー10個を没メニューにする。
ルール3:新しいメニューを10個追加する
ルール4:これを1年続ける
メニューに対して、販売データを取ることで実態が把握できます。
もちろん、天気や曜日などの要因で売れ方に違いがあるかもしれませんが、私の場合は、それを考える時間も必要ないと考え、バサリと没メニューにしました。
毎月10個新しいメニューを考えるだけでいいので、そこも機械的に行います。
もちろん、5個の新しいメニューと5個の没メニューでもいいと思います。
私が10個の没メニューにした理由は、「1ヶ月に10個なら新しいメニューを作れる」と思ったからです。
そして、継続してやり続けることが大事です。
途中で、「メニュー考えるのが面倒くさい」とならないように気を付けましょう。
新しいメニューを考える方法
新しいメニューを考える方法
・仕入業者さんからの商品案内から考える。
・他の弁当屋からアイディアをもらう(メニューを手に入れる工夫をする)。
・没メニューに改良を加える。
・テレビやSNSで情報を集める。(トレンドのメニューを考える)
新しいメニューを考える時に私が使うパターンは上記の方法です。
完全に自分で考えていないのが特徴的です。
とにかく、この方法を実践したときは本当に時間がなかったので、仕事をしている途中や休憩している途中という隙間時間を使って作成していく方法を実践していました。
隙間時間でも、アンテナを張っているといいアイディアを拾うこともたくさんあります。
上記の中で、一番参考になったのは、他の弁当屋さんのメニューを手に入れる事です。
他の弁当屋さんのメニューを手に入れる方法は、出入りしている仕入業者さんから貰うのが一番手っ取り早いです。
仕入業者さんは他の弁当屋さんにも出入りをしているわけですから、仲良くなればもらえます。
いつも偉そうなことばかり言っているともらえませんが(笑)
これらの新しいメニューを考えるコツとしては、常にメニューがないかを探すことです。
それと、いつもメモ帳を持っておくことも大事です。
アイディアはいつ何時降りてくるわからないので、常に私は持ち歩いています。
メニューには写真も必要
もちろん、メニューには写真も必要です。
この方法を取り入れる前は
自分でメニューを作成➔自分でレシピ化➔試作➔写真撮り
でした。
写真撮りまで自分でやっていましたので、余計に時間が必要でした。
しかし、時間短縮を目指していたので、調理場の人に写真も任せて時間短縮をしました。
人に任せることによって、自分の時間を確保ができました。
写真はデータ化ができますので、これらも財産として蓄積していきました。
もっと短縮できる簡単な方法
自分たちの財産にはなりませんが、「メニューとレシピを業者から買う」という方法があります。
結構な数、メニューとレシピがこの世の中には存在しています。
そのメニューを買うことで「時間短縮」をすることが出来ます。
この方法は、実はものすごく効率的かつ実践的な方法です。
1日5万食を販売している会社でさえメニューを買って弁当を販売しています。
どこにそんなメニューとレシピがあるの?
って思う人は、ネットで調べてみましょう。
それに、出入りしている仕入れ業者さんがもっていたりもしますよ。
まとめ
以上のように、レシピ作成の時間短縮法を書いてみました。
大事なのは、メニューとレシピのデータ化です。
それと、販売数のデータ化です。
データ化は、財産になります。
データ化の財産は、積み上げることで圧倒的な差別化が出来ます。
是非、まずは今やっていることをデータ化していきましょう。