
2012年ごろの話ですが、弁当業界に激震が走りました。
というか、勝手に私が激震していました。
それは、日清医療食品という食品会社が、「食宅便」という画期的なビジネスモデルを世の中に提供し始めたからです。
なぜ、そんなにビックリしているかというと、冷凍した弁当を提供を始めたからです。
この食宅便というビジネスモデルは、完璧な計画生産、計算されつくしたメニュー構成、どん欲なまでの販売チャネル。どれをとっても、普通の弁当屋には出来ない。
弁当屋から見て画期的でビジネスモデルとしても完璧な形だったので、本当にすごい!としか言いようがなかったです。
もちろん、私も頼んで試食。そして、手に取り触り実感。
味、配送方法、弁当のクオリティー、すべてに衝撃を受けました。
そして、私なりに研究して、いろいろわかったこともありました。
今回の記事では、「食宅便」を頼んで学んだことをお伝えしていきます。
・「食宅便」のすごいところ
・急速冷凍技術が手に届くところにあるという事実
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「食宅便」のココが凄い!

食宅便を簡単に説明すると、高齢者向けの冷凍弁当で、栄養士がメニューを完全管理、配送はヤマトのクール便で週に1回配送する弁当です。
当初は、高齢者向けに作っていた弁当ですが、最近の弁当を見てみると、どうやら高齢者だけでなく、40代50代の女性もターゲットになっている様子。
高齢者に健康になってもらう弁当ですので、栄養管理はバッチリ。意識が高い健康志向の女性にはちょうどいい食事になっています。
凄いと思うところを、3つ書くと、
- 冷凍技術の凄さ
- 配送方法。ヤマトのクール便を使う。
- 冷凍なので計画的に生産できる。
冷凍技術を使うすごさ
この食宅便の最大の凄いところは、冷凍技術です。
食べてわかりますが、料理が冷凍して素材が破壊されていないんです。
ということは、出来立ての美味しさを提供できるわけです。
普通の冷凍では、素材を凍らす際に、細胞が破壊され解凍時に液体となって外へ出ます。それが、ドリップと呼ばれるもの。
しかし、瞬間冷凍という技術を使えば、細胞を破壊する前に弁当は凍るので美味しさを保つことが出来るんです。
しかも、大量に一気に急速冷凍する機械を導入しているのが凄いところです。
もし、食宅便をお試し購入した際は、冷凍してから解凍しての食感を感じてほしい。
普通の弁当と食感が変わらないのが分かりますよ。
配送はヤマトを使う
この冷凍技術を使えば、配送は特別自分たちで配送する必要はなく、ヤマトのクール便を使うことで事足りてしまいます。
いつも弁当屋は時間に追われている身の弁当屋からしたら、配送時間がお客様指定でヤマトがしてくれるなら、こんなありがたい事はない。
配送の人の手配もいらないし、人件費さえいらない。
配送費はお客様から代金を頂く形なので、食宅便側に負担はかからない。
冷凍なので計画的に生産が出来る
「食宅便」の冷凍弁当は、大きい冷凍庫があれば作り置きが出来る。
作り置きは、弁当屋にとってタブーとされている。当たり前だが、作った食事はその日に消費してもらうのが今までの常識。
しかし、冷凍は作り置きが出来て、ストック可能。
ということは、製造現場が、計画的に生産が出来ます。平日に作って、土日は休みでも可能。盛り付けも、午後からでも可能。
とにかく、すべてが計画的に製造が出来てしまうのが、冷凍弁当の凄いところです。
冷凍技術は日清医療食品だけの技術ではない

冷凍技術ありきなんだ・・・資金がないと出来ない・・・
って思うのは、諦めが早いです。
実は、この急速冷凍技術は、開発が進んでいます。
「急速冷凍技術」で検索してみると、わかると思いますが、いろんな急速冷凍庫が開発されています。
もちろん、私も急速冷凍庫を見に行ったことがあり、「レンタル」をしようと考えたこともあります。
その時は持参した食材を冷凍。あっという間に完全に冷凍されて感動したのを覚えています。本当にカチコチでした。
この冷凍の速度が、繊維を破壊しない為に必要な物なんです。
どこでレンタルをしようとしたかは、すいません。忘れました。しかし、冷凍技術は進歩しているのは間違いありません。そして、レンタルもあります。
もし、冷凍技術を使って弁当を作るなら、法事用の弁当だって冷凍で作れるし、おせちだって冷凍で作れてしまう。
なんでも、転用可能なんです。
冷凍技術と何かを掛けることで、新しいビジネスの扉が開きますよ。
日進医療食品の「食宅便」を頼んだ感想

私は、一度だけ、食宅便を注文したことがあります。もちろん、ネットより注文して、自分のお祖母ちゃんの家に届けてもらいました。同じ弁当屋が買うのもなんだか気が引けるのでお祖母ちゃんの家です(笑)
注文する前の心配は、1つ。冷凍庫に入るかな・・・でした。
弁当箱7個分ですからね。冷凍庫に入るか心配でしたが、意外にコンパクトな弁当箱ですんなり入りました。中身はもちろんカチカチに凍っていました。
食宅便を始めてみた時の印象は「小さい弁当だなぁ」でした。手のひらサイズで、持っても軽い。ずっしりするほど入っていないのが持って分かりました。
そして、さっそく、レンジでチン!
実際にお祖母ちゃんに食べてもらったら、「おいしい」ってパクパク食べていました。そして、食べきれないので残していました。
お祖母ちゃんにはちょどいい量だったようですが、私には少なめな量で、物足りなさを感じました。お祖母ちゃん85歳、私、30代後半(当時)。量的には、成人男性には少なめということです。
食べてみると味は、それなりで塩分も調整されていて健康的なメニュー。さすが、管理栄養士が考案しているメニューだけあります。
パッケージは、フィルムでコーティングされていて異物混入は出来ない状態でした。
支払いも便利なクレジットなので、手間がないのが良かったです。
今の時代クレジット支払いで楽な決済は重要です。
勉強材料として「食宅便」を頼もう!
弁当屋は、人気商売です。その時代に合わせて、ニーズに合わせる必要があり、ニーズを読み取る力も必要です。
しかし、難しい事はない。
知る為の行動を起こすだけです。見て、触って、味を知って。たくさんの経験をインプット。そして、それを繋げて新しいものを生み出す。
大事なのは、知らない事を知る好奇心です。
「食宅便」のような普通と違う弁当を研究するのも、弁当屋の幅を広げるきっかけになると私は思います。
しかも、凍らす弁当は、計画生産が出来るので、効率的かつ無駄なく経営が可能。
使い方によっては、最強のツールになります。
是非、「食宅便」を頼んでみてください。きっと新しい何かを見つけれますよ。