・350円の弁当で弁当屋が成り立つ理由
・安い弁当屋の苦労など
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目次
【安い弁当屋】弁当の値段が安い理由は、2通り!
最初に、結論を言うと、安い弁当を売る理由の2通りのパターン!
①狙って安く弁当を販売しているか、
②安い値段でしか弁当を販売しかできないかです。
弁当屋には、いろんな種類があって、例えば、配達専門の弁当屋や店舗専門、高齢者限定、重度の障害がある方の食事まで本当にさまざま。
冒頭でも話しましたが、お客様によって、「350円ぐらいの弁当を作ってほしい」という需要は一定数あります。
しかも、でかい取引が多いのが特徴的。食数もでかい。
だから、350円×1日/1000食=35万とか、販売することが出来るわけです。
なんか一見、「いい事じゃん」って思えてしまいますよね。
ですが
狙って350円をやるか、350円しか出来ないは全く別物。
まず、この2パターンの弁当屋がいるんだよって知ってほしい。
狙って350円!安く売る弁当屋
狙って安く売る弁当屋は、薄利多売を狙いの計画的な安く売る弁当屋。
多く弁当を販売して、小さい利益を積み上げる事を狙いとして商売を成り立たせています。
ですので、自然と弁当販売会社全体の売上高は高くなる傾向があります。
先ほども言いましたが、350円×1日/1000食=35万。2000食=70万。3000食=105万。
「大きな弁当屋」というイメージが付きやすいです。
しかし、実際の利幅は少ない。
その為、大事なのが販売する弁当の数です。
弁当の売上がないと最終利益は残らないし、大きな金額を設けることが出来ないのも薄利多売の弁当屋です。
この薄利多売の弁当屋を見ていると、まるでRPGのゲームとかの感覚。
「レベルを上げて打撃で勝つ」。どんなけ技やスキルを覚えても、結局、レベルを上げて打撃で勝つのが一番手っ取り早いという原理です。
薄利多売の商法なので、パートは多いは、こなす仕事量は多いはで、ブラック企業まっしぐらになり勝ちですが、まだ狙ってやるならいいですよ。
大変なのを理解して進んでるから。問題は次の「安い弁当しか作れない」です。
安い値段でしか弁当の販売ができない
本当は値段を高く売りたいけど、安い弁当しか売れない弁当屋さんというもの実在しているですよ。
正確に言うと、高い弁当を作る技術と売る技術がないと言った方がいいかもしれない。
特に「売る技術がない」から安売りをするわけです。
たぶん、こういう弁当屋は「3000円ぐらいの高い弁当を作ってくれ」って注文したら、安い食材を詰め込んだ大盛弁当が出来上がるでしょう。
高い食材は使えないっていうのが特徴があります。
「350円を狙って売る」のは計画的ですが、「350円の弁当しか売れない」は、もうなんていうか未来を考えることを放棄している気がする。
本当は研究や努力をすればできる事をしないで諦めて安く販売をしてしまう。そんな状態です。
まぁ、でも売れている時期ならまだいいかもしれませんよね、売上があるから。
でも、売上が減り始めたら計画が立てられていないので、「もろい」でしょうね。
売る力=売るノウハウがない事も安い弁当屋にはあって、「もろい」原因になるかと思います。
売るノウハウは、そう簡単に身に付くものではありませんし、それこそ、計画的な弁当屋は考えまくっています。
安い弁当しか作れない弁当屋は、時代に対応する能力が足りないのかもしれません。
弁当の値段が350円で商売が成り立つ理由
弁当を買う消費者の方は、なぜ350円で弁当が作れるのか、謎ですよね?
何が入ってるの?と思いません?
たぶん、白身フライだったら、その白身はこんな深海魚です↓(これは、メルルーサって言う深海魚)
こわいですよね、何食べているのかわかったもんじゃありませんよね。
まぁ、私もメルルーサなら美味しく食べていますが(笑)
・大量に売るノウハウがあるから
350円の弁当で商売をしようと思ったら、こういう魚を使って弁当を作って、材料費は120円ぐらいで収めないと商売になりません。
主婦の方ならわかると思いますが、スーパーで普通に買い物をして弁当を作ろうと思ったら、米を買って、豚肉買って、卵買って、やっていたら、350円なんてアッと言う間に使って、商売になりません。
野菜なんかも海外のカットされた冷凍野菜を使用していたりします。
怖いですよね、カット野菜。
どんな状態の海外の野菜をカットさしたのか・・・考えると怖いですが、許可されて輸入されたものだから大丈夫でしょ!って思って使っている場合が多いです。
もちろん、問屋から買うので「安心」して弁当屋は買うのですが、本当のところはどうなんだろうっていつも思います。
なので、消費者から見たら「大量に仕入れているから安いんでしょ?」って結論を出されるでしょう。
確かに、大量に仕入れることによって、素材自体は安くなることは間違いはないです。
が、
弁当屋商売はそんなに甘くない。
こちらの写真を見てください。
美味しそうな「のり弁」ですが、こちらの弁当いくらで出来ていると思いますか?
私が計算すると、102円ぐらいで出来ています。これを350円で販売出来れば材料費は、約30%。粗利率は70%でものすごく儲けれているような感じがします。
しかし、これを1個販売しても儲けは、248円。
1個販売しただけでは、うまい棒が24本は買えますが、生活できるレベルではありません。
この弁当を100個、200個、300個と販売することによって、利益が出るわけです。
あ、弁当屋は、のり弁から学ぶ事がいっぱいある!のり弁最強伝説でのり弁について熱く書いているので書いているので読んでね!
わかってほしいのは、多くの消費者が買ってくれないと商売が成り立たないということです。
要するに、お客様がいるから商売が成り立つわけです。
ハッキリしておいた方がいいのが、
この350円の安売り弁当販売の場合は、3千食、5千食、1万食、2万食とかを毎日販売する力がないと成り立たない仕組みなんですね。
100食とか200食だと「無理―」ってなるわけっです。
売る技術だけでなく、消費者の方たちに支えられて出来ているのも弁当屋というわけです。
先ほどの「のり弁」の話ではありませんが、人気がないと弁当は売れません。「のり弁」事態人気がある弁当ですが、それよりも、弁当屋事態に人気がないと商売が成り立たない。
そういうところを考えるとアイドルと一緒のような感じです。
アイドルの方たちが一生懸命握手会をして、日々人気を上げて好きになってもらう人を増やす。弁当屋にも通じるところがあり、アイドルからも弁当屋は学べます。
そして、もしこの記事を弁当を買う側の人が読んでいるならば、伝えたいことがあります。それは、「弁当屋は、あなたの為に弁当を作っている」ってことです。普段伝えられない弁当屋の想いです。
弁当屋の人たちはこの想いを言わないですが常に想っています。
安い弁当を販売する苦労
苦労とは、人生の学びであり人生の喜びにもなる。
食数が少ない弁当屋が安い弁当を販売することで、苦労はたくさんあります。
特に弁当屋の場合ですと、人の問題は大きな問題となるでしょう。
残念ながら弁当は、一人では大量に作ることが出来ないんです。
作る人、盛り付ける人、販売する人、たくさんの人たちがいて初めて成り立つため、マネジメント能力が必要になってきます。
それに人を雇わないといけませんが、今の時代そんな簡単に良い人材を手に入れる事は難しいと言えます。
外国労働者を雇ったり、高齢者を採用したりと、採用する人たちの労働力もある程度の制限が出る可能性もあり、そういう環境を整える人集めには苦労は伴うでしょう。
特に、外人の場合、言葉の壁は大きい。
しかも、おなか減るとつまみ食いするし。
弁当屋は低所得者が集まりやすい職場なので、「人の質」もいいとは言えません。
「まじで、こいつどうしたらこんな性格になるのかな?」って思う人が集まる職場ができます。
それに、安い弁当屋の場合は、やっぱり給料も多くは出せない。
それが、たとえ経営者の想いが「給料を出してあげたい」と思ってもない袖は振れない。
地域一番店になれば、高い給料は出るかもしれませんが、数を集めないといけないので苦労をすると思います。
売って売って売りまくらないと給料が出ないビジネスモデルの為、常に売り続けないといけない。勝ち続けるのと一緒で、そこにはものすごい努力が必要です。
人の悩みのほとんどは、人間関係によるものと言われています。弁当屋には人の問題はつきものと思った方がいいでしょう。
売る能力、作る力、マネジメント力。そういうものが必要となってくるわけです。
と、いうことで350円の弁当をうることによって、「人で苦労をする」と思うわけです。
だったら、フランチャイズの窓口なんかで他のフランチャイズを探した方が楽だと私は思う。
だって「売る能力」と「作る能力」はフランチャイズ本部から貰えるから、あとは人の苦労だけ。
人の苦労はどの職業でも一緒かなって思います。
まとめ
どうでしたか?
350円の弁当が安い理由は、えっ?って思うような食材を使って、大量に販売するからです。
そして、弁当を作る方は安い弁当を作る為にたくさんの苦労をするわけです。
確かに、350円ぐらいの弁当の需要はあります。
でも、そこには350円で売る計画を作って販売していくことが大事になってくるわけです。
まぁ、私の結論を言うと、「苦労するよ」ってことですね(笑)
高い弁当をバンバン売っていた方が楽に稼げますよ。
だって、3500円の弁当を1個売るのと
350円の弁当を10個売るなら、1個の方が楽だし。
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