オーストラリアで森林火災が発生して、深刻な被害が出ている。
火事の現場の森林はコアラの生息地と知られ、火災で数百頭のコアラが犠牲になっている模様。
火災の原因は、深刻な干ばつで各地で森林火災が発生している。
AFP通信によると、コアラが密集して生息する地域が数千ヘクタール焼失したと言います。
以下は、救出されたコアラです。
豪森林火災、脱水症状のコアラ2頭救出 数百頭が犠牲の恐れ pic.twitter.com/VN1Cnr0tgX
— AFPBB News (@afpbbcom) November 4, 2019
衝撃的なコアラの救出劇
下の動画をみてもらいたい。
コアラの救出現場を撮影したものだ。
【オーストラリア】山火事で通行人がコアラを救出 生息地に火の手広がり数百頭死亡 – https://t.co/F9ZIGfasyE pic.twitter.com/IR5Pz4fJfB
— Re:file(リファイル) (@gbbbsjp) November 21, 2019
激しく燃えている炎の中にコアラが。足を高く上げて、熱いのを我慢しています。
そこへ、女性の方がコアラを救出。火傷を負っているのか、痛そうな鳴き声を出しています。
しかし、命があったようなので人安心といったところでしょうか。
非常に、緊迫した現場を見る事が出来ます。
オーストラリアの森林火災の状況
約600万人が暮らすニューサウスウェールズ州では各地で火災が継続しています。
600以上の学校も閉鎖。気温は35度で風の強さは時速80キロにも達している。
終息は程遠いのが現状で、州内の森林火災の数は、約100か所~約300か所にまで拡大していると地元メディアは伝えています。
もちろん手をこまねいているだけではない。
消防士3000人が、同州北部海岸で約1000キロにわたる森林火災の消火活動に当たっている。他の州やニュージーランド、オーストラリア国防軍も応援に入っている。
しかし、10万ヘクタール以上延焼していると言います。
火の手がシドニー中心部から15kmに達したため、消防は飛行機を使って赤い難燃剤を散布した結果、白い車に直撃。
今回の火災の状況が悪化したのは11月8日以降、3人が死亡し、住宅170棟以上が全焼。「この国がこれまでに直面した中で最も危険な森林火災」だとしている。
このため、ニューサウスウェールズ州と隣接するクイーンズランド州は、55か所で森林火災が発生したことをうけ、非常事態を宣言を発令。
気候変動との関連
科学者や専門家は、気候変動の影響でオーストラリアでの森林火災は長期化し、より激しくなっていると警告している。
気候変動が、猛暑日の増加や、干ばつなどの過酷な自然災害の増加につながっていると言っている。
しかも、科学者たちはオーストラリアは危険な新しい状態(ニューノーマル)に直面していると考えている。
しかし、オーストラリア政府は、気候変動が森林火災につながっているとの見方を否定している。
参考:https://www.bbc.com/japanese/50400138
まとめ
コアラの被害も深刻ですが、今後のオーストラリアの気候変動も気になる所です。
温暖化の問題は、オーストラリアだけの問題ではありません。
日本の私達も、二酸化炭素(CO2)総排出量削減などやれることをすべてやっていきましょう。
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