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米の浸漬時間は何分が目安?お弁当屋の美味しいご飯の炊き方

弁当屋はご飯が命!

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美味しいご飯は浸漬から

浸漬とは?

浸漬と漢字で書いて、「しんせき」と読みます。

字のごとく、お米を炊く前にひたしてつける作業です。

この作業をする理由は、

芯の残らない美味しいご飯を炊くため。

その為に、お米の芯まで水を浸透させます。

 

でも、ご家庭で「お米の浸漬」を教育されているのかなって思います。

少なくとも私は弁当屋に入るまで知らなかったです。

お米を2回洗って、水を入れて、ボタンを押せばご飯ができると教育されていたからです。

親もその方が教えるの簡単ですからね。

それに、普通の一般家庭のジャーは優秀ですから、浸漬時間がなくてもお米を美味しく炊いてくれます。

 

話を戻しますが、浸漬させたご飯としないご飯の差は、絶対にあります。

間違いなく浸漬させた方美味しいです。

これは断言できます。

 

特に、弁当屋は一度に一回につき、5kgぐらいは炊きます。

そうすると、出来上がりは約11kgほど。

11kgにもなるお米を釜全体に均一に炊くのには、水分が必要です。

ここで言う水分とは、浸漬したお米の中に含んだ水分です。

この水分を利用して熱伝導を良くして均一に炊いていくんです。

 

お米は炊く時に、踊るって言います。

踊ると言っても、サンバとかではないですよ。

お米が沸騰した水の中でかき混ぜる状態になるんです。

しかし、浸漬がされていないと、かき混ぜる状態になってもお米に均一に火が通らず「あれ、おいしくない」っていう状態になってしまいます。

何分ぐらいがいいの?

夏場、30分

冬場、60分

(私の目安)

水道水で炊きますので、季節によって水道水の水温が違うことに気を付けましょう。

夏場は、水道水も温かくなり、冬場は、冷たくなるのは誰でも知っている。

なので、浸漬時間も変ってくるということです。

しかしながら、お米の浸漬時間を考えるとなると、データが必要です。

しかも、お米を炊く機械によって浸漬時間は違ってくるでしょう。

浸漬時間、水温、食味から算出されます。

是非とも、データを取って美味しいお米を炊いてください。

実は多くの弁当屋は浸漬ができない

多くのお弁当屋ではこんな炊飯器を使っているんじゃないでしょうか。



この炊飯器は、釜が外れるタイプ。(当たり前)

しかし、炊飯器に対して1個しか釜がない

釜が1個しかないってことは、浸漬時間30分、炊く時間40分、1回炊くだけで1時間以上かかる。

ちなみに、この炊飯器は3.3合炊きなので、炊けるご飯は11kgぐらい。

だいたい、35人前しか炊けない。

これでは、仕事にならない。

よって、浸漬する時間はないと言えます。

これでは、真に美味しいご飯を提供しているとは言い難いです。

 

なので、浸漬するならこの炊飯器をたくさん並べる必要があります。

こんな風に。

これぐらいあれば、浸漬する時間はできるかもしれない。

置く場所に困るけど。

連続炊飯システムなら浸漬時間を持てる

連続炊飯システムとは、連続して炊飯を行うシステムだ!

って言ってもわからないので、YouTubeの力を借りましょう。

見ていただいた方は、わかると思いますが、機械でご飯を炊いています。

こういう機械を使うと、炊飯釜が何個もあるので浸漬する時間はできてきます。

この機械があれば、炊飯だけで商売が成り立つでしょう。

ちなみに私もこのような機械を使っています。

短時間にたくさん炊けるので便利だし、炊飯だけのお仕事もいただけます。

この画像は古いので、ぱっとしませんが、今ではもっと新しい炊飯システムもあります。

どんどん進化している炊飯事情でした。

まとめ

以上のように、炊飯は浸漬するものだ!っていうことがわかりました。

ただ、浸漬するのには「時間」というハードルもあります。

浸漬時間を考える工程を考える必要があるとも言えます。

そうなると、炊飯したごはんを買うのが一番早いってことになるかも。

炊飯されたご飯のキロ単価は、高いと思います。

簡単に説明しますと、1kg/300円のお米を使ったとしましょう。

1kg炊くとご飯は2kgぐらいになります。

炊いたお米のkg単価は150円。

要するにです。

炊飯業者さんは炊いたお米の㎏単価で400円とかで販売してきます。

自分で炊くと150円。業者さんだと400円。

この違いはあります。

しかし、炊飯業者は炊飯のプロです。

美味しいお米なのは間違いない。

どれが一番自分に合っているか考えてお弁当作りをするべきだと私は思います。

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